借金をするのは怖いこと?
農業女子マーケティング部です。
認定農業者になれば、農業経営に関して
無利子での融資が受けれたりします。
例えば、新たに農業を開始する人向けには
日本政策金融公庫の無利子の資金
「青年等就農資金」があったり、
自主性と創意工夫を活かした経営改善を、
資金面で応援してくれる総合的な資金
「スーパーL資金」など、無利子でなく
ともかなり低い利子で融資する制度
が整えられてます。
農業って守られてるんですよね。
「私は家族経営で六次化した商品を販売
しています。生産から販売まで家族で
やっています。もっと売り上げを増や
したいし、人も雇いたいですが
なんとなく借金って怖いんです。
できれば無借金経営がしたいと思って
いますが、自転車操業のような今の
状態でほんとにいいのか悩んでます。」
なるほど〜!
なんとなく借金が怖いということですね。
借金は悪という固定概念が日本は強いとも
いわれていますよね。
しか〜〜し!
その考え方は経営という観点においては
誤りです。
<<無借金経営のデメリット1>>
これが1番の問題です。お金がないと
チャンスが訪れた時にそのチャンスを
手に入れることができません。
例えば、
「この流行りに乗って、この商品を
販売すれば売れる!!」と思っても
お金がなければその事業をすること
はできませんよね?
また、良い物件が見つかった!と
なっても、お金を用意するまでに
流れてしまいますよね?
チャンスが巡ってきた時に融資を
受ければいいという考えもありますが、
融資を決定するのは日本政策金融公庫や
銀行です。決裁がおりるまで時間
がかかります。その間に事業拡大の
チャンスを逃してしまうんです。
成功する企業のKey Success Factorは
です。
いたずらに借金を怖がることで、経営に
1番重要なスピードがなくなってしまう
ことが最大のリスクです。
<<無借金経営のデメリット2>>
黒字倒産ってご存知ですか?
損益計算書上では黒字の状態であるにも
かかわらず、資金繰りの関係で倒産して
しまうことです。
利益が上がっていても手元のキャッシュ
がなくなると会社は死にます。
思わぬ事態が起きた時に手元にお金を
置いていた方がいいんです。
思わぬ事態になった時に、融資して
くれる銀行などはそうそう存在しません。
<<無借金経営のデメリット3>>
手元のお金がないと経営者のストレスが
増えます。
資金繰りに頭を悩ますことが経営者の本来の
仕事でありません。
借金でもお金はお金です。
手元に資金をもっておけば、資金繰りに奔走
することなく、経営者本来の仕事に打ち込めます。
農業は優遇されていて、低利子で融資を
受けることができます!
適切なキャッシュを手元に置いておき、
事業の成長スピードを上げることで、
持続可能な経営状態にすることが
できます。
融資を受ける必要がないほどに
自己資金を蓄えているから
無借金経営という前提でなければ、
ぜひ、適切なリスクをとって
リターンを得てください。
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