市場=お客さんは何を求めているのか?
農業女子IT部です。
ひよこクラブの8月号にこんなページがありました。
食材宅配サービスの記事です。
====下記、抜粋=========
「添加物、農薬削減という安心感」
ママ、パパにうれしいポイントとして
「残留農薬検査は年間約350回と最多」
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お客さんは農薬は嫌だ。
添加物は嫌だと思っている。
ということを意味しています。
小さい子どもを持つ、一般消費者側の私からすると当たり前な話なんですけど、
実際に農家側に立つと、「いやいや農薬使わないで果物なんてできないから。」
「そこまで売値高くできないからコストに見合わないから。」
「無農薬栽培??(笑)まぁやってみはったら??」
といった感じになるんですよね。
これが経営戦略なんですね。
正しいのは市場が求めているんだから、お客さんが求めているんだから、
商品や経営に反映させる方向に進むことなんですけど、
じゃあ農薬少なくします。使いませんってなると、果物とか途端に収量減るんですよね。
一時の痛みを我慢して、付加価値つけて販売が安定するまで耐えれる資金力があれば
いいけど、ない。
じゃあどうすればいいのか?
金のなる木で稼いでる間に、利益の一部を市場=お客さんが求めているものの
開発に投資する。
または、難しいけれどやってやれない事はない
全く別の方途に活路を見いだす方法。
農薬、無農薬という話に向き合わず、全く別次元の部分で付加価値を見いだす方法。
キーワードは
例えばこの前、桃農家さんに話を聞きに行ったんです。
お困りごとは量がとれるから、売り先をもっと拡大したい。とう事だったので、
「食べちょく」というサイトに私が代行で掲載してあげようかなと思ったんです。
が、しかし!「食べちょく」はまさに減農薬やオーガニックでないと、掲載できないんです。
実際に桃を減農薬で「食べちょく」で販売している農家さんがいたんですけど、
2倍の価格で販売してました。
さて、どうしようかな?と思ってメンバーとブレストして出たアイデアの中で、
それめっちゃえーーーやん!!!!!!と大絶賛だったアイデアがこちら。
その農家さんがヤンキーみたいな風貌なのに、ものすごい真剣に熱い気持ちで桃を作っているので「ヤンキーピーチ」という商品ブランドにして、農家さんの個性と一緒に販売していくという案が出たんです。
ホームページ作って、インスタグラム、youtubeでブランディングしながら発信する。
シンプルに面白いですよね。
アイデアの力で、マーケティングの力で、農家さんがそのまま、ありのままでいてもいい方法を農業女子IT部は模索していきたいと思います。
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